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  5. Microsoft IIS 8.X系環境における証明書のインストール手順

Microsoft IIS 8.X系

本マニュアルは以下の情報で作業を行うものとして進めます。

コモンネーム www.example.com
証明書のファイル名 2012.cer
中間証明書のファイル名 dvcert.cer

それでは、以下の手順に沿って証明書のインストールを進めてください。

中間CA証明書のインポート

1.「契約情報」をクリック

Xserverアカウントへログインし、対象のSSL契約の右端にあるクイックメニュー()から「契約情報」をクリックしてください。

「契約情報」をクリック

2.中間証明書の保存

「中間証明書をダウンロード」をクリックし、中間証明書を取得してください。

「中間証明書をダウンロード」をクリック

以下マニュアルから中間証明書を取得することも可能です。

中間証明書を下記のリンク先よりコピーしてテキストエディタに貼り付け、任意のファイル名(拡張子:.cer)で保存してください。

 例)dvcert.cer

■Let's Encrypt
■クラウドセキュア スピード認証SSL / クラウドセキュア スピード認証SSL ワイルドカード
■クラウドセキュア 企業認証SSL / クラウドセキュア 企業認証SSL ワイルドカード
■クラウドセキュア EV SSL
■クラウドSSL / クラウドSSLワイルドカード
■ジオトラスト・クイックSSLプレミアム
■ラピッドSSL / ラピッドSSLワイルドカード
■デジサートSSL

※クロスルート方式にする場合など、2種類の中間証明書をインポートする際は、別々のファイルに保存してください。

例)dvcert2.cer / dvcert3.cer

中間証明書ファイルはサーバー上の任意の場所に保存します。

3.証明書スナップインを起動します

キーボードの「Windows」キー+「R」キーを押すと、「ファイル名を指定して実行」が起動します。 以下の画面が表示されますので、名前に「certlm.msc」と入力して「OK」ボタンをクリックします。

4.中間CA証明書のインポートを行います

「中間証明機関」ディレクトリ下の「証明書」を右クリックし、「すべてのタスク(K) > インポート(I)」をクリックします。

5.インポートする中間CA証明書を選択します

「参照(R)」ボタンをクリックして、1の手順で保存した中間CA証明書を選択し、「次へ(N)」ボタンをクリックします。

6.証明書ストアを選択します

証明書ストアが「中間証明書機関」になっていることを確認し、「次へ(N)」ボタンをクリックします。

7.中間CA証明書のインポート完了

完了画面が表示されたら「完了(F)」ボタンをクリックします。

「正しくインポートされました」と表示されれば、インポート完了です。

SSLサーバ証明書のインストール

1.「契約情報」をクリック

Xserverアカウントへログインし、対象のSSL契約の右端にあるクイックメニュー()から「契約情報」をクリックしてください。

「契約情報」をクリック

2.SSL証明書を取得

「SSL証明書をダウンロード」をクリックし、SSL証明書を取得してください。取得後は、拡張子を「.crt」から「.cer」に変更してください。

例)2012.cer

「SSL証明書をダウンロード」をクリック

3.管理メニューよりIISマネージャー8.0もしくは8.5を起動します

IIS8.0/8.5起動後、 「機能ビュー」より「サーバ証明書」をダブルクリックします。

4.右側の「操作」メニューより「証明書の要求の完了...」をクリック

5.証明書ファイルを指定し、フレンドリ名をつけます

以下のように設定を行い、「OK」ボタンをクリックします。

項目名 入力内容
証明機関の応答が含まれるファイルの名前(R) 手順2で保存したファイルを指定
フレンドリ名(Y) 任意の文字列
例) sample
新しい証明書の証明書ストアを選択します(S) 個人

6.証明書の設定を行うWebサイトを選択します

IISマネージャの画面左側における 「接続」メニューより、証明書の設定を行うWebサイトを選択し、画面右側の「操作」メニューより「バインド」をクリックします。

7.httpsのバインド設定を行います

「追加(A)」ボタンをクリックします。

※更新の場合は以前に設定を行った「https」を一覧から選択し、「編集(E)」ボタンをクリックします。

8.httpsのバインド設定を行う証明書を選択します

以下のように設定を行い、「OK」ボタンをクリックします。

項目名 入力内容
種類(T) https
IPアドレス(I) 未使用のIPアドレスすべて
ポート(O) 443
SSL証明書(S) 手順5で指定したフレンドリ名を選択

9.Webブラウザで動作を確認します

サーバーを再起動し、証明書をインストールしたサイトへ「https://」から始まるURLを使用してアクセスしてください。

https://www.example.com/

キーペア(秘密鍵・証明書)のバックアップ

ハードウェアなどの障害に備え、必ずキーペア(秘密鍵・証明書)のバックアップ(エクスポート)を取っておいてください。万が一、キーペアを紛失されますと、証明書が使用できなくなりますのでご注意ください。

バックアップは、以下の手順に沿って行ってください。

1.管理メニューよりMicrosoft IIS8.0もしくは8.5を起動します

IIS8.0/8.5起動後、「機能ビュー」より「サーバ証明書」をダブルクリックします。

2.バックアップをとる証明書を選択します

インストールしたサーバIDを選択し、画面右側の「操作」メニューより「エクスポート...」をクリックします。

3.エクスポート先を指定します

ファイルの保存先とファイル名を指定し、パスワードを設定すれば完了です。

項目名 入力内容
エクスポート先(E) 任意の保存先を指定します。
パスワード(P) 任意のパスワードを入力します。
パスワードの確認入力(M) 同じパスワードを入力します。

指定した場所とファイル名で、ファイルがエクスポートされているかご確認ください。
セキュリティ上最も大切な情報が含まれているファイルですので、別のメディアにバックアップして厳重に保管してください。