1. ホーム
  2. マニュアル
  3. VPS
  4. アプリイメージの利用
  5. Blueskyアプリイメージを利用する

Blueskyアプリイメージを利用する

Blueskyとは

Blueskyは、分散型ソーシャルネットワーキングプラットフォーム(分散型SNS)と呼ばれるものの一つで、「AT Protocol」を用いての連合が可能です。
Blueskyが連合機能を一般開放し、個人がPersonal Data Server(PDS)を介して自分のドメインでBlueskyの連合に参加可能になりました。
本イメージは、BlueskyのPDSを稼働させるものとなります。

事前準備

BlueskyのPDSを稼働させるために以下のものが必要となります。

  • お客様自身のドメイン名

    DNSの登録としては以下のように設定してください。(Bluesky公式より)

    ドメイン名 Type IPアドレス TTL
    example.com A 12.34.56.78 600
    *.example.com A 12.34.56.78 600

    「example.com」をお客様のドメイン名に、「12.34.56.78」をVPSのIPアドレスに、それぞれ読み替えてください。

  • SMTPサーバー(Gmail・Yahooなど)及びSMTPサーバーを使用するアカウント

アプリイメージインストール手順

XServer VPSをご利用中の方

利用中のサーバーにBlueskyをインストールしたい場合、「OS再インストール」をご参照の上、インストールを行ってください。

1.「追加申し込み」をクリック

XServerアカウントへログインし、「追加申し込み」をクリックしてください。

追加申し込み

2.Blueskyをインストール

「イメージタイプ」における「アプリケーション」タブより「Bluesky」をクリックしてください。

Blueskyをインストール

お申し込み・お支払いを完了することでサーバーへ自動でインストールされます。

セットアップ準備

パケットフィルターの設定

VPSパネルの「パケットフィルター設定」から、「OFFにする」にチェックを入れ、「変更する」ボタンをクリックします。

パケットフィルターの設定は下記マニュアルからご確認ください。
パケットフィルターの設定について

Bluesky初期設定

Blueskyでは、ドメイン名などの設定が必要なため、以下の手順に従って初期設定を行います。
初期設定実施時は、Tera Term等のツールを用いてVPSへ接続し、作業を行います。

SSH接続方法は下記マニュアルをご確認ください。
SSH接続方法

VPSへSSHログインし、以下のコマンドを実行してください。

bluesky_setup

コマンド実行後、以下のように入力を求められるため、適宜入力してください。

適宜情報入力

各項目の内容については以下の通りです。

ドメイン名
事前にご用意いただいているドメイン名を入力します。
管理者メールアドレス
サーバー管理者のメールアドレスを入力します。
登録ユーザーのメールアドレス確認時などのメールの送信者として設定されます。

以下のSMTPサーバー設定については、使用するSMTPサーバーの情報に基づいて入力してください。

SMTPサーバー名
サーバーからメールを送信する際に使用するSMTPサーバーを指定してください。
SMTPサーバーポート番号
SMTPサーバーのポート番号を入力してください。
SMTPサーバー接続時のSSL/TLSの有効/無効
SMTPサーバー接続時にSSL/TLSを有効にする場合は「y」を、無効にする場合は「n」を入力してください。
SMTPサーバーユーザー名
SMTPサーバー認証用のユーザー名を入力してください。
SMTPサーバーユーザーパスワード
SMTPサーバー認証用のパスワードを入力してください。
※パスワード入力時は文字の表示はされず、カーソルも移動しません。

各項目の入力が完了すると、入力内容の確認画面が表示されます。
※パスワードはセキュリティのため表示しません。

内容を確認し、問題がなければ「y」を修正が必要な場合は「n」を入力してください。

確認画面

設定が完了すると以下のように表示されます。

完了画面

Blueskyのステータスを確認するためのURLが表示されます。
ブラウザでアクセスし、以下のような表示がされれば正常に稼働しています。

正常に稼働している場合
{"version":"0.4.0-beta.7"}
※表示されるバージョン情報(0.4.0-beta.7)は、その時点でのバージョンによって異なります。

Blueskyアカウント作成

VPS側の設定完了後、Blueskyのアカウントを作成します。

1.Blueskyへ接続

以下のURLからBlueskyへアクセスし、「新しいアカウントを作成」ボタンをクリックします。

https://bsky.app/

Blueskyへ接続

2.サーバー指定

以下の画面が表示されますが、これはBluesky公式サーバーでアカウントを作成するものとなります。
今回は用意したPDSでアカウントを作成するため、「ホスティングプロバイダー」の値を変更します。

変更を行うために「ホスティングプロバイダー」の値をクリックしてください。

ドメイン名入力

ウインドウから「カスタム」を選択し、「Server address」欄にVPSで設定したドメイン名を入力し、「完了」ボタンをクリックしてください。

カスタム設定

3.招待コードの発行・入力

以下の画面が表示されます。

招待コード入力画面

招待コードの発行はVPSで行います。
VPSへSSHログインし、以下のコマンドを実行してください。

pdsadmin create-invite-code

※招待コードは1ユーザーに1つ発行する必要があります。

以下のように招待コードが生成されます。
内容をコピーし、先ほどドメイン名を入力したブラウザの「招待コード」欄に貼り付けてください。

「招待コード」欄に貼り付け

4.その他アカウント情報入力

以下のように「メールアドレス」「パスワード」「生年月日」を入力する画面が表示されます。
それぞれ入力を行い、「次へ」をクリックしてください。

その他アカウント情報入力

5.ユーザーハンドル作成

ユーザーハンドルを決定します。
以下の赤枠内に任意のユーザーハンドルを入力し、「次へ」をクリックしてください。

※ユーザーハンドル作成の際は以下の点にご注意ください。
・ユーザーハンドルの文字数は3〜63文字まで
・ユーザーハンドルの文字数+ドメインの文字数(ドットも含む)は253文字まで

ユーザーハンドル作成

6.その他Bluesky上の設定

ユーザーハンドル入力後、Blueskyを使用する上での質問・設定が表示されますので、回答・設定を行ってください。
上記の回答・設定を完了すると、Blueskyをご利用いただける状態となります。

Blueskyのアップデート

Blueskyのアップデート方法は以下となります。
Tera Term等のツールを用いてVPSへ接続し、作業を行います。

VPSへSSHログインし、以下のコマンドを実行してください。

pdsadmin update

コマンド実行後、以下のメッセージが表示されます。

既に最新版のため、アップデートを実施しなかった場合
* Downloading PDS compose file
PDS is already up to date
アップデートを実施した場合
* Downloading PDS compose file
PDS has been updated
---------------------
Check systemd logs: journalctl --unit pds
Check container logs: docker logs pds